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アニメーション製作工程
まず、一番簡単なアニメーション(音楽、音声、他を全く使わないパラパラ漫画)を作りたい場合

はとりあえず

  1. 大学ノートなんかに描きたい大体の流れを書き出しておき、(4コマ漫画みたいな感じで纏めた方が判りやすいかも)
  2. パソコンにいきなり動画製作ソフト(EASYTOON等)を使って絵を描きだし、動きの調整(絵を描き足したり直したり)をしてハイ完成!!

嘘みたいですが、実はこれぐらいの工程で完成しますぅ。作画から、動画ファイルに吐き出すまでの工程はEASYTOONが責任を持って(?)やってくれるので、貴方はマウス(又はタブレット)で一生懸命絵を描いてくれれば完成する筈です(調整、編集までこのソフトで出来ます)。



 次に

自主製作でストーリーのある本格的なアニメーションを作りたい

のでしたら下記のような工程があります。

  1. 脚本(アイデアを練る)

  2. 設定(主人公等の登場人物のキャラクターデザイン、物語がくり広げられる場面設定)

  3. コンテどのような構図で話を進めていくか、登場人物が話をするか、SE、音楽を入れるか等など、これからの作業の設計図みたいなもの)

  4. レイアウト(コンテを元にどの様な場所で、誰がどの位置にいるかを簡単に絵で描いたもの。カット毎に起こします。)

  5. 原画、動画、彩色(原画はレイアウトやコンテを元に動き(芝居)のキーになる絵を起こします。動画は原画の絵を綺麗に清書して、原画の動きが滑らかに見える様に間の絵を補完する作業です。彩色は動画に色をつける作業です。)

  6. 音楽、SE(作品に必要な音楽やSE(効果音)をコンテや脚本を元に用意(製作)しておきます)

  7. 撮影(彩色された絵を繋いで動いて観れるようにします。色々なカメラワークもこの段階でしておきます)

  8. アフレコ(撮影された絵に声を入れる作業です)

  9. 編集(撮影された絵と、アフレコされた声と、音楽とSEを合成して一つの作品に仕上げます。無駄だと思う部分はこの段階で全て切り落とします)

  10. 完成、公開(文化祭、インターネットで?)となります。

が、すうくわすいいい(しかし)、別にこの通りに作る必要ものわあああいつつつ!!!

何故なら、アニメーションを作る動機というのが、その人々によって違うからです。

例えば、絵を動かしてみたい、落書きしていた絵(キャラクター等)を動かしてみたい、連れのバンドの曲のイメージに合ったアニメを作りたい、何か人々を感動させるものを作りたい、周りと変わった事をしてみたいなどの色々な考え方があるからです。

この地点ですでに、順番が変わってきているでしょう。だから、最初に書いた工程は、もし作品を作る上で悩んだ時に参考にする程度でいいと思います。決められた工程で作っても、かえって行き詰まることもあると思いますし、別にお仕事で作る訳でも無いので気楽にいきましょう。(プロは別やで!!お金をもらって仕事としてやってるんやから!!金額の大小も関係無しや!!)

だから、取りあえず絵を動かしてみたいのでしたら、いきなり原画動画を描けば善いですし、キャラは決まっているけど、どう動かしてみたいか悩んでいるのでしたら、脚本やコンテを作ってもいいですし、曲にあった内容にするのでしたら、歌詞を参考にコンテを切るとか(この場合、歌詞が脚本になっている訳やね)、ホンマ気楽に作れば善いんです。

例えば、あの巨匠、宮崎はやお(漢字が出なかったスマン)なんかは、イメージボード(よーするに絵やね)を何枚も描いて、そこからストーリーを膨らまし、次にコンテ作業に入るそうです。この地点で脚本という工程が無くなっているでしょう。(アフレコ台本(台詞が書いてある台本)は後から起こしていると思います)

それでは、各工程の説明です(あくまでも基本です)。


1.脚本

大体の話の流れを自分(サークルなどで作るときはその仲間にも)に判るように書きます。

文章形式で書いても善いですし(台詞などが理解しやすい)、絵を入れてもいいです。

細かく書きたい場合は、シーン(物語が展開する場所)毎にまとめて、番号を打っておくと判りやすいです。

とにかくそのシーンをイメージしやすく、台詞があるのでしたらこの時に書き纏めておくと便利です。

<文例>

1.登校風景

  校舎の屋上から空の見える風景

 神城「ホンマにもう・・・」

  校舎の中庭を走る女の子(神城)

 神城「これやから、委員長なんてやりたくなかったんにゃ!!」

2.放課後、近くのファーストフード

  ハンバ−ガ−をほおばる神城(けっこう笑える表情で)

  肩を叩かれ、一瞬驚き(吹き出すような表情?)振り向く

 神城「んにゃ?」

↑と、まあこんな感じで書けば善いと思います。

2.設定 

脚本を元に、登場人物や小道具、舞台のデザインをします。

建物等の資料とかがない時は、デジカメや使い捨てカメラを持って町に繰り出して撮りまくる!!この方が、新しい発見があって、作品に膨らみが出てきます。

悩んだら、とにかく外に出て実際に見てみる事(だとジブリの製作風景を見て思うのであった)。

↑こんな感じでラフなメモみたいな感じで構わないです

3.コンテ

 脚本、設定などをもとにどう云う風に絵を見せるか決めます。見せ方を変更する時は、コンテを直しておくと全体の流れを見やすいので、凝ったものを作りたいときは起こしといた方がいいと思います。

絵も丸チョンで構わないですし、自分で不必要だと思う項目は全てカットしてもらって構わないです。(タイムの項目も秒数(時間)の制約が無い場合は必要無いかも)

コンテ(エクセル形式・LZH圧縮)


↑このような感じで起こしてくれればいいと思います。

4.レイアウト


↑こんな感じで描いたらいいと思います。
コンテを元に、背景(壁や建物)、登場人物、小道具等の配置を決めます。この作業をシッカリとやっておくと、構図の決まり方が全然違います。デッサン力よりセンスがモノを云う作業です(特に押井守の作品を見て思うのであった)。

5.原画、動画、彩色

 一番みんながやりたい作業だと思います(多分、絵を描くのが好きだもんね)。一番いいのは、思いつくままに動きを起こしていって、見なおした時におかしいと思う絵(動き)を直す、又は絵の枚数を増やすのがいい!!(マウス、タブレット派の人はEASYTOONを使え!!)と、これじゃ説明にならないか・・・でも、これがホントにベストなんですけどね。

 さて、原画ですが、キーになる動き、例えば横から正面に振り向くという動きが作りたい時は、横顔と正面を向いた顔の絵を描いたもの(最初と最後の絵を描いたモノ、これだけでも動いて見えるんだけどね)を指します。

 次に動画ですが、原画の絵を修正して(あるいは原画を綺麗に清書して)、間の動きを作る(動きのスムーズでない部分の絵を何枚も描き足していく作業ですう。この作業、けっこ〜皆嫌がるんだけど、細かい芝居、動画で作れるんでっせ。サークルなんかで作るとき、この作業で悪さしまくれまっせ。腕に自信がある奴はわざとこの作業やって、キャラ全部描き変えたなんてツワモノ居るぐらいやから。

 集団製作の中で一般に動画は原画の奴隷と言われますが、これも最初のうちだけです。慣れてくると、動画がやって云いというキャパが見えてくるので、この作業の重要性も判ってくると思います。逆にいえば、個人製作の場合この作業でいくらでも直せるということにもなります。

 さて、最後に彩色ですが、綺麗に出来あがった動画に色を塗る作業です。紙で絵を描いて、パソコンで仕上げる(色を塗る)のでしたら、この作業は一番根気が要るかもしれません。その場合は、出来ればスキャナー設定を専用に保存しておくか、スキャン専用ソフト(トレースちゃん、CELLGA等)を使った方がいいかも知れません。

6.音楽、SEなど

 音楽は、文化祭等で発表するのでしたら別に気を使わなくても善いですが、インターネットの場合、権利問題が難しいので、なるべく自分(仲間)で作曲した曲か歌を使うか、フリー素材の音楽集を使った方が無難です。

SE(効果音)等は、ラジカセ、MD、DAT等を使って、町から取れるだけ取りましょう。(音楽、SE共に公開しているHPもありますので、そこの方に相談するのも手です)

7.撮影

 パソコンで作る場合、編集ソフト(プレミア等)でも十分作れます。ただ、余りにも凝ったカメラワーク(フォロー、パン、トラックアップ・バック、マルチ等)を行いたい場合は、専用ソフト(アニメスタジオ等)を導入することをお勧めします。(別にその様に動画を描けばいいのですが)

8.アフレコ

 ここで声優さんの登場です。学校なんかで作っているのでしたら、演劇部の子に相談したら吉。録音する機材も放送部のを使わせてもらいましょう。別にラジカセでも構いません。インターネットなんかで募集をかけてもいいかも。この段階では、台詞も殆ど決まっているから、アフレコ台本(台詞が書いてある脚本)を先に作っておく事。ただ、その場のノリというのも大切だから、アドリブも許せる範囲で入れちゃった方が吉。

9.編集

 とりあえず、繋げる順番に繋げ、台詞、音楽、SEを入れてパーっと見なおして見ましょう(最低10回は)。おかしい所は調整して直し、無駄だと思うカットはばっさり切り捨てましょう。アドビのプレミアなどがお勧めです。(専門書も多数出ていますので)ただし高いっス。予算がない時は、Windowsムービーメーカー、DOGAのAVスプライサーで十分代用できます。

10.完成、公開

 おかしい所も、自分で気にならない程度に直して完成です。

公開する場所や方法によってバラバラですが、インターネットを使う場合は、AVI・QT・MPEG・GIFに圧縮して公開。学校や公民館でしたら、ビデオに落として(パソコンにライン端子があれば簡単)公開できます。

又、CD-R等に焼いてコミケなんかで販売するのもひとつの公開方法です。


最近思うこと

アニメを作る時、あれがないと駄目だとか、これがないと駄目だとか、理想が高すぎて頓挫する方が多いみたいです。

でも、プロが作ってるものには最初っから敵うわけがありません。

それなりに技術を持った方が人海戦術で作っているのが商業アニメです。

あのような作品は、人とのしっかりした横の繋がりがないと制作不可能です。

でしたら、どうすべきか?

作るしかないんです。

お話が作れないんだったらそれでもいいんです。

色を塗ってる暇がなかったら塗らなくてもいいんです。

声が入って無くてもいいんです。

かっこいいと思うもの、可愛いと思うもの、自分が表現したいもの、見たいと思うもの

それを自分なりの表現で作りあげればいいんです。

欠点しか見つけることが出来ない人を相手にしても仕方ありません。己のプライドを満たすしかないんですから・・・

比較すればいくらでも貶すことができます。己にとって何が気にいらないか言えばいいから。

本当に批評できる人は、その作品(人)の長所も見つけ、制作者も気が付かない短所も見つけ、意見を吐ける筈ですから。




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